髭切と膝丸は同室で、板間にじゅうたんを敷いた部屋で、木製ベッドとキャビネット等が2つずつ置いてある。目覚まし時計の音で髭切は起きなくて、だいたい毎日膝丸が起こすけど、仮に他の刀と泊まったら、兄者はたぶん目覚ましの音でなんなく起きる。膝丸といるときはリラックス度が高くて、
*安達家所有の太刀 弘安8年*(1/3) 貞泰と鶴丸と髭切、火の粉と雪の舞う日 再掲(加筆修正しました)
髭切と鶴丸が出会って一緒にいたのは、鶴丸の号がつく前のことだから、髭切は「国永」と呼んでた。呼び名にこだわりのない髭切は、特に周りに合わせることなく、今もそのまま「国永」って呼ぶ。(昔は国永の名刀、五条の太刀とか呼ばれてたのかな)