(漂流教室について)
大友くんと翔くんの対比もあるけれど、「子供と大人」というのがこの話の場合すごく大きくて、だし抜けにそういう世界に入っちゃったら、逆に大人の方がついて行けなくて、っていう設定を描いたんですが、それでずい分大人の人に嫌われて(笑)
#楳図かずお
「死者の行進」を描くときはものすごく迷いました。当時は、戦争を体験した方がたくさんいらっしゃいました。マンガ家の中にも水木しげるさんみたいに戦場で腕をなくした人もいらっしゃったから、経験のない僕が戦場を描くのは、いけないことじゃないか、失礼になるんじゃないか、と思ったんです。
(関谷は)話を面白くするためにおられる方なので、悲壮感とかリアリティはない。それは「わたしは真悟」のロビンもそうです。あれもお話を盛り上げるためにいる人なので、悪い人だけど徹底的に悪いかといったら、「あ、こんなところでこんなことするか」という、そういう面白さを狙ったキャラクター。