「わたしは真悟」で、しずかという小さい女の子の隣に変な誰かが引っ越してくるという設定なんですが、結局、隣の部屋を覗きに行ったしずかに「ぐにゃぐにゃした、なんだかわかんないものがいた」と台詞を言わせています。本当はあそこでしっかり、人間と機械を取り持つ中間のものを描きたかった。
(サンフランシスコの家について)
サンフランシスコのおうちも良かったんですけどね。150年前くらいの建物で。ただ、めったに行かないのに固定資産税が高過ぎちゃって。で、サンフランシスコのおうちに負けないものを作ろうと思って、ここ(吉祥寺の家)を建てたんです。
#楳図かずお
生のロックンロールを観てみようと思って、初めて観たロックンロールが近田春夫さんとクールスだったんですよね。わあ、ギター弾きながら飛び乗ってる!とかそんな感じ。その次に観たのがKISSなんですよ。火噴いたりね。
#楳図かずお
「わたしは真悟」の時は日本という島国に合わせて、イギリスとかキプロス島とか島を取り上げてはつないでいったんですけどね。地球全体は一つの塊だから、その上に地上の部分部分が乗っかっていても地面の下ではつながっているから、何か一点で起きたことが全体に広がっていくような気がするんですよ。