振り返ってみると、『漂流教室』とか『14歳』といった作品は、現在の世界を予見させるようなモノだったように思います。
#楳図かずお
「漂流教室」は悲惨なことだらけだけど、苦しい時にはこうしたらいいということを考えてもらえたら、そこで一歩踏み出していくことになると思うんです。
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「わたしは真悟」で、しずかという小さい女の子の隣に変な誰かが引っ越してくるという設定なんですが、結局、隣の部屋を覗きに行ったしずかに「ぐにゃぐにゃした、なんだかわかんないものがいた」と台詞を言わせています。本当はあそこでしっかり、人間と機械を取り持つ中間のものを描きたかった。
振り返ってみると、『漂流教室』とか『14歳』といった作品は、現在の世界を予見させるようなモノだったように思います。
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この前原稿を整理してて「まことちゃん」を読み返したんですけど、自分で描いてるものなんかもう忘れてて、まことちゃんそっくりなまこちゃんっていう女の子のキャラクターが出てるのを見て、びっくりしたんですよ。
「14歳」では三千年杉が切られることから地球上の植物がすべて枯れていくことを描きました。自然と人工のバランスがすべて壊れる日が来るんじゃないか、そういう怖さを僕はどこかで感じているんです。
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世の中では「寿命がのびた」と言うけれど、じつはそうじゃないんじゃないかな、という直感で「Rojin」(1985年)という漫画を描いて、その流れで「14歳」を描いたんです。
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