◇REDな◇P32-33
2人はスズキ・キヨシの尻尾を掴むため、豪華客船で開催されているネオサイタマ・メガコーポ主催のハイテク・ビジネスショウへ……!「これは凄いですよ!悲しいことに彼女は不幸な事故で四肢を失いましたが……見てください!我が社のサイバネ義肢の力です!」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P30-31
おお……ナムサン!それはスーツとサイバーサングラスで正装したガンドーとシキベ!豪華客船スタッフに変装し、船内を探索する!「うっわ!芝生っスよ。甲板に土敷き詰めてるんスか?」「前を見てみな、日本庭園だ。バイオ柳に堀までありやがる」「ウェー……」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P28-29
「あと5分遅れたら乗船できなかったスよ」「間に合っただろ、結果オーライだ」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P24-25
そこへ急な依頼!馴染みのムタギ=サンの娘が行方不明?誘拐もありうる……。ほとんど依頼料の期待はできない仕事だ。それどころか、スズキ・キヨシ逮捕のための計画を立てる時間が削られる。しかし……。「アー、所長、私も手伝いたいんスけど!」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P22-23
クルゼ・ケンはここから柔軟性と平常心の大切さを説いた。シリアスになり過ぎて右にブレすぎても、リラックスしすぎて左にブレすぎても、かつ小さなブレを恐れてもいけない。そうしなければ、綱は渡れないのだ……と。皮肉にも彼は右に転落してしまったのだが。
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◇REDな◇P20-21
ガンドーの脳裏に蘇るのは、今は亡き師匠、クルゼ・ケンの教えであった。「ある日ブッダは使徒を集め、ワニで満たされた蓮の湖の上に一本の縄を張らせると、そこを渡るよう命じた……」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P18-19
『そこで違法行為に及ぼうとする奴らを君が捕まえるわけか。……私から協力できることはあるかね?』「招待客リスト……それから乗船チケットが2枚必要だ」『届けさせよう。なお、君がこの仕事を達成した後、君とのコンタクトを断つ。カラダニキヲツケテネ』
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◇REDな◇P16-17
数日後、謎の依頼主から再び電話が。『首尾はどうかね』「悪くないぜ。怪盗スズキ・キヨシの正体はおそらく、カチグミ企業コケシ社の道楽御曹司だ」『では、次の犯行は……?』「明後日。琵琶湖クルーズ船、グランド・オモシロイで大ビジネスショウが行われる』
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◇REDな◇P14-15
ガンドーとシキベは、怪盗スズキ・キヨシの尻尾を掴むべく、推理と探索を続ける。「一億円の尻尾は……もう少しだ」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P12-13
事務所で仮眠をとるシキベ。幼い彼女と、ガンドーが出会ったのも、アンダーガイオンの暗い下層。連続カラテ誘拐犯に攫われたシキベを助け出したのは、探偵クルゼ・ケンの下で働いていた、若き日のタカギ・ガンドーだった。
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P10-11
「……レトロな探偵ものコミックさ。それだけが俺の希望だった。笑顔だった……ってな」「拾った……。アー、私が掃除しても掃除してもガラクタ拾ってきまスよね、所長。鴉みたいっス」「鴉は俺のラッキートーテムなんだよ」「忘れっぽいところも?」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P8-9
「アー、所長ォ……この前聞きそびれて」「……ああ?」「何で探偵やろうって思ったんスか?」「仕方ねえな、話したら寝ろよ。俺はガキの頃、最下層の最低な場所で育ったんだ。ある日、小さなゴミを拾った。汚水に漂い流れ着いた、カトゥーンのリーフだ……」
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