◇REDな◇P28-29
『必要経費の前払いをしよう。むろん、成功報酬とは別だ』「最低でも百万は欲しいところだね」『五百万振り込もう』……ナムアミダブツ!三千円だった講座の残高が一瞬にして五百万三千円に!スゴイ!
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P26-27
「興味深いな。だがあまりに荒唐無稽な依頼だ」『依頼を断るということかね?』……シキベがガンドーに示すUNIX画面には、「逆探知無理なの文字。「オイオイオイ、早合点しないでくれよ。顔の見えない奴のために働くのは、気が進まないだけさ……」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P24-25
スズキ・キヨシはキョート共和国を騒がせる神出鬼没の犯罪者である。アッパーガイオンで活動し、数週間に一度、紙面を賑わすのだ。「それで……成功報酬は?」『一億円払おう』
#ニンジャスレイヤー
『ガンドー=サンだね?伝説の探偵、クルゼ・ケン=サンの跡を継いだ…』「ああそうだ…」ナムサン!それは電子音声を使った謎の依頼電話!ヤバイ香りと大金の匂いがする!『率直に言おう。ある男を捕まえて欲しい。……怪盗スズキ・キヨシを捕まえてほしい』
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P20-21
「所長!」「ア?」「私立探偵業がこの先ジリー・プアーって分かってるンなら、なんでまだ続けてるんスか?」「え?なんでって、なあ……」TRRRRRRRRRR!TRRRRRRRRRR!突然の電話!
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P18-19
クルゼ所長に先立たれ、失意のどん底にあったガンドー。事務所は廃業寸前。そんな彼のもとを訪れたのは、遥か昔に探偵として助けたことがある少女、シキベ・タカコであった。
……シキベの前で少しはマシな所を見せようとしなければ、実際廃業だったぜ……。
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◇REDな◇P16-17
タカギ・ガンドーは思う……。
俺は八方塞がりの負け犬だ。だがそんなクソのような人生に、若いシキベを付き合わせるわけにはいかねぇ……。
ではそもそも、なぜシキベがここにいるのか?
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P14-15
「私も1個LAN端子開けようかなと思って、金貯めてるんスけどね。ドンブリ屋でバイトとかして……」「やめとけやめとけ。脳ミソに近づくほど後戻りが効かねえ。俺なんか海馬にグリースが滲み出して来てるからな」「病院いったらどうスか?」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P12-13
シキベは怒りながらもZBRアンプルを置いていく。「遥かに良い……。TVの音がよりクリアに聞こえるぜ……」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P10-11
彼女は助手のシキベ・タカコ。「コーヒーもいいが、ZBRはどこだ?あれがなきゃ今日は閉店だ。助手の給料も払えねえ……」「アー……すでに給料2ヶ月滞ってるんスけど」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P8-9
「ハローハロー、俺のZBRはどこだ?」「所長、また先にZBRなんスか?折角コーヒーとアンコトースト焼いてンのに……私の作ったメシ、嫌いデスか?」
#ニンジャスレイヤー
◇REDな◇P6-7
001010100111111……アンダーガイオン、ガンドー探偵事務所のベッドで、彼は目覚める。「ハァーッ、ハァーッ……」TVからはオスモウ中継の音が聞こえてくる。
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