#北斎かける百人一首 展から、摺物(すりもの)の「貝合わせ」という作品をご紹介。摺物とは、狂歌の作者によるオーダーで制作された、販売目的でないプライベートな版画です。
本作の貝の内側には『源氏物語』の1場面が描き込まれています。流水や貝殻の筋に空摺が見られるなど、手が込んだ作品です。
七福神、四天王など数を使ったグループの狂歌をまとめた狂歌本の中から和歌三神。左から順に山部赤人、衣通姫【そとおりひめ】、柿本人麻呂が描かれているようです。和歌三神は和歌の守護神として和歌と関連深い神やすぐれた歌人を3柱あげたもの。3柱の組み合わせは諸説あります。#北斎かける百人一首