近代で見るとちゃおがこのギャップに対して理想の回答を示した。一例として今井康絵作品を挙げると、主な読者層から絶大な支持を受ける「シンデレラコレクション」とソリッドかつパワフルで構成も抜群に冴えるホラー作品とのギャップは相当に強烈だ。
#同一作家の本誌作品とホラーに見るギャップ
りぼんでは比較的珍しいホラーを描いていた坂東江利子。キャリア的には大きな間隔があるので単純な路線変更が窺える。「ラミ~」や「~ミータン」はオールドスクールな学園ラブコメであり、後のホラー作品とは当然ながら印象は大きく異なる。
#同一作家の本誌作品とホラーに見るギャップ
元々ラブコメを主とする磯野こずえ作品では、ホラーについて"描かされた感"をコメントに残しているという珍しいタイプ。編集の企画で上ったコンセプトとして造詣のないホラーを描く、という流れが実在する事の証左として貴重な一例と言えるだろう。
#同一作家の本誌作品とホラーに見るギャップ