とある町で桜色の髪を持つ少女と、自分と同じ栗色の髪をした少年の姿にどうしても目を離せなくなった白野は、大切な残り二つの願いのうち1つを少年の為に使う。
アムネシアシンドロームと呼ばれ治療薬も無く過ごしていた少年が、村にいた時の自身(自分ではどうしようもない壁に囲まれていた)と被った。
そのお人好しな白野の性格に「貴様は阿呆か」と憤る魔神ギル。少しは自分の私利私欲のために使うべきではないか、と諭すが「それでは意味が無い」と彼女は言う。
彼女は自分で選んだ道の途中にいて、決してゴールまで辿り着きたいんじゃない。自分で何処までいけるかを試したいのだという。
とある夜の会話。ふと気になった白野は魔神ギルガメッシュに問い掛ける。貴方は元から魔神であったのか、と。
すると彼は語り出した。以前、人であり、一国の王であった時の話。
小さな村が世界だった白野にとってそれは、世界が広がる壮大な話であった。
※ちなみにLB6超えて召喚した時はこんなセリフ言ってくれる、って妄想です。(もちろん言ったこと全てが嘘になる)
終わり(2/2)
絆高め、と表現したのは。
絆深まっていなかったら、オベロンは立花になぜ旅を続けるのかを深く尋ねないだろうから。(醜い世界の事なので興味は無いし、自殺願望だけしかないので)そして立花も絆が深まっていなければ「くだらなくても走り続ける本当の理由」を正直に話さないだろうから。