漫画家「今日はお時間をいただいて、本当にありがとうございました」
「いやあ、なんだか視界が開けたような感じです」「特に『愛』とか『公共性』のお話が印象的でした」
「地元の公共性のために、どんな表現ができるか」
「いろいろ取材して、考えてみようと思います」… https://t.co/rVASPnn6kF
佳文(メルトダウンを起こした原発は、放射線量が高くて人が近づけず)
(溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)を取り出せる段階には来ていない)(それどころか、中の状況すら、よく分かっていない)… https://t.co/2kELu5G5hg
佳文 (昔の人は「国破れて山河あり」という言葉を残した)
(戦争で荒廃した街も、公害で汚れた海も)
(血のにじむような努力によって、取り戻すことができた)
(でも原子力災害は、山河を、国土を、地域を)
(そこに根付いていた歴史や伝統を)
(生活を)… https://t.co/6HDtBGNuDO
美咲「佳文ごめん、私」「そろそろ子供迎えにいかないといけないから、一回戻るね」
佳文「あっ、そうだったね」
「ごめんね、忙しいのに来てもらって」「今日はいろんなこと思い出せて、すごいいい時間だった」
美咲「気にすんな!」「またこっち来たら連絡して!」
佳文「……」… https://t.co/6eLeFVgbns
佳文「美咲はさ、その…」「死後の世界、とかって、信じてる?」
「小さい頃から言われてきたじゃん 海と陸の間が、この世とあの世の境目だとか」
「亡くなった人の魂が賽の河原で、生まれかわる時を待ってるとか」「そういう考えって、どう思う?」
美咲「…」… https://t.co/KoE4mVM65z
美咲「でも私は正直あんまりかな」「私、合理主義者だし」
「今目の前にあることが全て」「旦那と、子供と、あとパート」
「それにちゃんと向き合わないと」「来世がとか、神様がとか言いだしちゃうと」
「なんか自分の責任から逃げてるみたいな気がして」「性に合わない」… https://t.co/UbGxiUvG10
女の子「お兄ちゃん次私!」
男の子「えーあと一回だけ!」
母「あんたたち、もうご飯だから手洗いなさい!」
二人「はーい」
佳文(すっかり形を変えてしまったこの街でも、また新しい生活が紡がれていく)
(私のふるさとは)(確かにあの震災を、生き抜いた)
#ある光