ベルリンへ取材しに行った際、立ち寄った美術館。
つい魅入った絵画があったので、いつか漫画に取り入れたいなぁと思い、第5話に入れました。
フランツ・フォン・シュトゥック(Franz von Stuck、 1863年2月23日 - 1928年8月30日)
「右左(みぎひだり)」
画像はゲラ(見本)段階の画像ですが、最終的には「前後」という表記に変更しました。
古い日本映画などで時々見られる右左という言い回し、いつか使ってみたいという試みでしたが、やはりわかりにくいよねってことで前後にしました。
こだわりより、わかりやすさです。。
【漫画のお約束、と教わった事①】
漫画のコマは右から読まれます。(あくまで日本漫画ですが)
読者目線のキャラには主観性を持たせるために右側に配置し、それに対峙するキャラは左に配置させます。
たとえそれが敵キャラでも、読者目線を担っているシーンならば右配置となるのでしょう。
【コミック作業①】
12月発売のコミック作業に入っていますが、第1話が全ページにコーヒーをこぼした原稿である事を思い出しました。
あの頃はフルアナログでバックアップもなく、必死こいてホワイト修正をしました。
まぁ聞いた話ではコーヒーの茶色は印刷に映らないらしいんですけどね。。
【漫画のお約束、と教わった事②】
1フキダシ35字
目安ですがそれくらいの字数が限度らしいです。ちなみに私はそれを知るまで60字くらいぶっ込んでましたが見逃してもらっていました。なのであくまで目安です。
なお、今後この35という数字は減ることはあっても増えるとは絶対にないと思います。
【コミック作業③】
連載当初は考えなしにフキダシをノド(本の閉じている範囲)付近に起きまくっていたので製本で読んだ時はセリフが読みにくかったのを覚えています。なので現在コミック作業で鋭意修正中です。
紙媒体のデメリットはこのノドだと思いますが、巻物型の紙漫画なら問題ないんですかね。
【訪独記②】
かつて取材の為に訪れたベルリン大聖堂。とても大きいです。大きさとは圧倒的存在感と同義だと思います。
私の地元の美術展などでは一部屋使って表現するスケールの作品も多く、その大きさが発する迫力に圧倒されます。あと匂いがすごいです。物質的な臨場感。
B4原稿でどう表現するのか
【訪独記③】
かつて取材のため訪れたベルリンにある秘密警察(シュタージ)博物館。
東独時代のシュタージについて色々知れます。見ていて楽しいのは当時のスパイグッズで、写真はネクタイに内蔵されているカメラです。その他ジョウロにも内蔵されたりと日常生活にあらゆる監視の手が伸びています。
【漫画のお約束、と教わった事③】
1行8字
目安ですがそれくらいの字数が限度らしいです。ちなみに私はこの数字をまっっったく守ることができていないので今後留意します。。たぶん。
なお、漫画界において今後この8字という目安(字数)は減ることがあっても増えることは絶対にないと思います。
【コミック作業④】
気に入らない箇所を修正していますが、数が多いので精神的にはもう1冊描いてるような気分です。。
しかしこの先自分が成長すれば今回修正した箇所もまた気に食わなくなるはずです。
もう諦めて、単行本を読み返す度に恥ずかしい思いをすることにします。
(左:修正後 右:修正前)
【ネーム作成①】
昔何かの本で読みましたが、脳神経科学のお医者さん曰く、発想というのは頭が1度ショートした後に生まれやすいとのこと。
だからネームを考える時は、何かを思い浮かばなければいけないと意気込まずに、頭をショートさせる時間だと割り切っています。
閃きよりショートです。。