#H2 vol.6-2 佐川編。 橘英雄は、交際相手である雨宮ひかりをものすごく尊重するかと思えば、不可解なほど軽く扱う瞬間もある。H2は、英雄がひかりへの甘えを自覚して自らを見つめなおす物語と言ってもいい。 同時に、雨宮ひかりが橘英雄の中に明確な居場所を見つける物語でもある。

#H2 vol.5-8 古賀兄は、高校野球は教育の一環という、おろそかにされがちな理想を実現したいと願うロマンチストなんですよね。 しかし、喫茶店で見ず知らずの男を野球部の監督にスカウトする人間もあまりいないと思うのだが、柳校長はあれで意外と決断力の人なんですね。

#H2 vol.5-7 国見が分かりやすく一線を引こうとする一方、雨宮の方は迂闊というか危険な発言を繰り返す。国見をというより自分自身を試しているように見えるし、青春のかさぶたを剥がして血を流しているようにも見える。

#H2 vol.5-5 国見の中に大きな存在として雨宮ひかりがいることを理解して、それも含めて愛そうとするのが古賀の器の大きさ、健気さですよね。

#H2 vol.5-4 こうやってお互い筋を通すのが、柳親子らしい絆の形ですよね。

#サンキューピッチ 25 この「ショタ夫溺愛謀略奥様(男子高校生)」を見慣れてきてる自分が怖い。キャッキャッじゃねーんだって。

#サンキューピッチ 阿川美奈子、野球の知識がないだけで頭悪いわけでもポンコツなわけでもないんだよなぁ。変だけど。

#H2 vol.5-3 千川の選手たちの活躍を目にして長年の呪いが解けた柳校長にとって、最後の一押しは何でもよかったということなのだが、それがこれというのがあだち充らしい。

#H2 vol.5-3 一人になって、やっと相好を崩し、千川野球愛好会とエースの健闘を称える。面倒くさく、愛しい大人だなぁ。

#H2 vol.5-2 野田を敬遠すれば勝てる。ただ、稲川監督の、明和一の野球はそういう無粋なものではないのである。 「ナイスゲーム」だって。かっこよ。こういう大人になりてえ。

#H2 vol.4-10 高校野球嫌いの柳校長が、もう片時も目を離さず、一球一球を追っている。国見を、千川を応援していないはずはないのだが内心をほとんど表に出さないのが大人の難しさであろうか。

#H2 vol.4-9 無死12塁のピンチに次の打者は「酒屋の息子だろ」 そうそう、これこれ。この読み味があだち充。