#H2 vol.24-5
「美人が楽覚えると一番始末が悪いからな」
この教師好き。人生斜に構えた感がありつつ幼馴染(曰く、タバコを吸う女は嫌いな普通の男)と結婚している。
#H2 vol.25-5
「楽しいか?…...国見。こんなボール遊びがーーーー」
国見の全力を感じ取った広田の喜びが、ひねくれた感じに滲んでいる。自業自得とはいえ孤独だった広田が、野球人生の最後で対等になれる存在と巡り合えた。
おめでとう、広田勝利。
#H2 vol.25-5
「最後のあの球を橘は打てるのかな?」は、国見から橘英雄に匹敵する存在だと認められた広田への祝福である。
#H2 vol.26-3
ビビったけど、殴られる覚悟はできてたんだよ、自分でも不思議だけどな。たとえ演技の役でも、好きな女の子のために体を張るってのが、男としてあんなに気持ちのいいものだとは思わなかったよ。
木根は何のてらいもなく言ってるけど、ちょっとかっこよすぎるでしょ。
#H2 vol.26-7
泰然としているようで古賀春華・雨宮ひかり問題になると狭量さが出てしまう国見(最終的には反省して三善を認めるのも国見の人の良さである)
感情的なぶつかり合いがあってなお「一番好き」と堂々と言える古賀春華は人間がデカく、強く、さすがはヒロイン。
#H2 vol.26-8
古賀ピンチ回なんですが、改めて読むと三善君とのレスバトルで古賀は圧勝しているんですよね。三善の言動の矛盾や辻褄の合わなさを指摘し、倫理的に痛烈な非難を与えている。
古賀春華は普段おおらかなおっちょこちょいだけれど、根底には強烈な芯があるし、明晰な頭脳がある。
#H2 vol.26-8
古賀の強さは本物なので敵に弱さは見せない。国見に抱きとめられて初めて弱いところを見せる。あんたの強さが国見も、雨宮も、橘も、皆を救ってるよ古賀春華。
「I love you. ちがうか?発音」
「―――ううん。充分通じるよ」
くー。ここまで決められると「くー」としか言えない。
#H2 vol.27-1
この場面、監督を呼びにきたのって、あの新婚教師(タバコ嫌いの幼馴染と結婚した人)だったんですね。
#H2 vol.27-2
橘英雄の真顔冗談、好き。
「じつは思いの外の重傷でな、医者がいうには、100歳まで生きられるか保証できないらしいんだ」
#H2 vol.27-6
橘英雄、珍しく弱さを見せた。普段からそういう風にしていけば君たちは盤石なんですよ。それそれ。あってる。
#H2 vol.27-8
国見を「子供」と評しつつも、そういう子供も好きなんすよね、この人は。むしろ、橘の大人ぶりを危ぶんでいるかもしれない。