#H2 vol.16-10 監督の指示を「走ってくる間に忘れちまいました」って言う、背番号20の顔も出ないモブの伝令、キャラが立ちすぎている。大好き。

#H2 vol.16-9 干されていた小倉がいかにいい選手か、っていうのを見せるのが上手いんですよね。自身のフィールディングは勿論、周囲から頼られ、二番手投手 林の力を引き出し、チームをまとめる様子がよく描かれている。

#H2 vol.16-2 柳「速いことは速かったんだけど・・・ね」 国見、野田連続三振 国見「速いことは速いけど・・・な んだって？」 ストーリー上の重要な展開なのだが軽妙な笑いにもなっていて、いい。

#H2 vol.14-8 みんな大好き、栄京戦。 注目選手は控え保守の小倉。城山監督曰く「つまらん正義感を持ったロマンチスト、バカ正直なお人好し、そのくせ融通の効かないガンコ者―――勝負の駒には使えん男だ」

#H2 vol.5-2 野田を敬遠すれば勝てる。ただ、稲川監督の、明和一の野球はそういう無粋なものではないのである。 「ナイスゲーム」だって。かっこよ。こういう大人になりてえ。

#H2 vol.4-10 高校野球嫌いの柳校長が、もう片時も目を離さず、一球一球を追っている。国見を、千川を応援していないはずはないのだが内心をほとんど表に出さないのが大人の難しさであろうか。

#H2 vol.4-8 古賀が「ちょっといいなって想った人はみんな見かけだけの外れクジ」 雨宮は古賀が次に引くクジが分かっているし、それが外れでないことも分かっている。魅力的な異性に成長した幼馴染が誰かのものになる喪失を、国見同様、雨宮も経験しつつある。H2はその痛みを乗り越える物語でもある。

#H2 vol.4-6 橘英雄、その生真面目さと頑固さが美しいのだが、物語の結末まで知っている立場からすると、国見に対して常に力んでいてどこか余裕の足らない人物にも思える。

#H2 vol.4-3 いつだって柳は頼りになる。

#H2 vol.3-3 「やな展開だな」を3回続ける。こういう反復はあだち充の好きなやつですね。

#H2 vol.3-3 新エース一ノ瀬はセンターからのコンバート。国見への評価といい、後の石元をエースに据えたことといい、明和一の監督は技術やまとまりよりも伸びしろや器の大きさを重視しているところがありますよね。

#H2 vol.3-1 「どうせくだらない理由なんでしょ」と国見に図星を突かれる柳校長。国見は単純なようでいて、こういう駆け引きやレスバトルに長けているところを度々見せる。それが嫌味に見えないのは人物造形の妙味である。