ブルーピリオド、感情全部持ってかれてボロ泣きしてしまった。熱血スポ根美大受験マンガでこんな尊い感情になると思わんかった。美大生が賢者に見えてくる。なんでもっと早く読まなかったのか。
ギャグで済ませてるけど、ナミ加わってなかったらルフィとゾロ早々に海の藻屑と化してるよな……無謀バカと方向音痴、怖いもの知らずすぎるよ……
カムカムエヴリバディ、毎日こういう感じで見てる。さすが関西制作と言いたくなる、盤石の作りで驚異の安心感。演出が冴えわたり、役者陣みんないい顔してる。こういうのでいいですよ、こういうので。
ファントム・スレッドのアルマ、なんか既視感があるなと思ってたんですが、言動がジョジョ4部の山岸由花子ソックリなんですよね。
2021年読んで面白かった本(2)
奥泉光『「吾輩は猫である」殺人事件』。漱石の文体を徹底的に模倣し、ミステリとして(ホームズ猫が出てくる)も読ませる。どうでもいい話がダラダラ続いていく小説が好きなので、本家以上の分量でダラダラ脱線する猫たちの会話が愉しかった。文庫版の解説はなんと円城塔。
チェンソーマン最終話、レゼちゃんに渡せずじまいだった花束を手にしたデンジくんが、海辺でパワーちゃんを見つけるコマで終わったら……とか考えただけで泣きそうになるな。
デンジくんの夢はデンジくんだけの夢じゃなくて、ポチタの夢でもあり、早川アキの願いでもあり、パワーちゃんとの約束でもあるんだよ……それをポッと出のチェンソーマンもどきに戦う理由とか語られると超ムカつくな……
チェンソーマンはなあ!愛と勇気とうまい飯とモテたい欲のために戦うんだよ!!