魔剣X Another Jack
左:第1話(1999年)
右:新装版 巻末エピソード(2009年)
ここ、セルフオマージュっぽくて最高すぎる。ケイの戦闘力の進化と林田球先生の画力の進化がオーバーラップする感じもある。
ドロヘドロ魔の94「クロスリプレイ」
作中で一番好きなエピソード。
「それはまだ…混沌の中…」と言われ続けていた読者が、あの路地で何が起きたのかをリアルタイムで目撃するカイマンの真相解明回。単行本だと16巻の1話目。アニメ2期ではここまではいかないかな…?
心先輩の(シャフト角度の)名言シーンもアニメ・ドロヘドロ2期でぜひご披露願いたいものです(こちらが月刊IKKIに掲載されたのが2005年なので、もう20年も前なのか…)!
ドロヘドロ魔の55「最後の夜・2人」
何回読んでも余韻に浸れる作中屈指の名エピソード(温泉回)。この時期のどことなくふわっとしたタッチの作画も良いですね!アニメ2期でこの回を観られるのが楽しみすぎる。
Q先生のインタビューでカイ&ニカ組も心&能井組もどちらも「悪」と語られてたけど、あんなヒャッハー的な世界で少年少女の頃から居場所や仲間を守るために戦ってなんとか生きているんだから、悪役でも何でも良いから末永く幸せにくらして下さいと読者に感情移入させる素敵な漫画、それがドロヘドロ!
ドロヘドロ終盤、ラスボス戦の緊迫の中、カイマンが走馬灯のようにニカイドウとの思い出を甦らせるシーンが「飯に誘われた時の記憶」でちゃんと一巻に出てきたコマを描き直していることが素晴らしきかな。
林田球先生の描くパートナー前後並び構図、安定感あって素敵すぎるんだよなあ。サンコとアバキアンはほぼ一体化してるけど。
林田球先生の「阪神半疑」読んだ後にドロヘドロを読み返すと、それまで「ギュチギュチ」としか言葉を発していなかったジョンソンが野球編の時に「ショッキング」と喋れるように魔改造された伏線(?)が回収された感がある。
ドロヘドロのカイマン、連載初期に作品内では「トカゲ野郎」って呼ばれてるのに本誌の編集では「ワニ」派が多くて全巻を読了した後だと「元の姿」より最終的にトカゲとワニどっちだったのか謎が広がる…。
ドロヘドロ(魔の30)
左→連載時、右→単行本
こういう修正箇所を見つけて楽しんでいる末期なオタクです。