主人公をフルネームで呼ぶクセの強すぎるジョジョ立ちの敵対者。散り際に微笑もうとするヒロイン。ついに明かされたシシの真名。
今バカ熱い極東ネクロマンスがなんで掲載最下位なんだよ?
主人公が挑戦者側であることを構図で表現しながら啖呵を切らせて、それを受ける強敵が実力と勇気の解離を看破しつつも屠る相手として認めてお互いの格の高さを引き上げてる。
鵺の陰陽師という漫画を通して作者が「何がカッコいいか」をバチバチに表現してきてる最高の見開きだよ。
暴力装置として運用されなければならないし、そうあるべきだけどなるべく筋を通したいっていう矛盾した内面を、理解していた俯瞰できる仲間の視点から語るってわざとらしくなるハズなのに、なんでここまで面白く読ませれるんだ、漫画上手すぎだろ……