カラオケに行く日、待ち合わせをしたオタクちゃんは後輩くんの様子がおかしいことに気づく。
また体調が悪いのかと心配するが後輩くんに押し切られるようにして
カラオケ店に入店するのだった。
「ボクのことは気にしなくて大丈夫ですよ・・・。そうだ、飲み物取ってきますね」
オタクちゃんは後輩くんに恋心を抱きつつあった。ある日思いきって二人でカラオケに行こうと誘いを持ちかける。しかし、後輩くんは浮かない顔だった。
(もしかして苦手だったかな・・・自分がされて嫌だったから気をつけてたのに、私の馬鹿!)
そんな夢を見た。今思い出しても恥ずかしい、陽キャのイケメンに優しくされて、舞い上がって勝手に期待した黒歴史だ。
ヤンキーくんはとっくに忘れているだろう。
(・・・わたしのことが好きかもなんて、そんなわけないのにね。寝なおそ)