2001夜物語を読み返していて、やはり最高に面白いのだが同時にいま世界をガタガタにしている加速主義者と呼ばれている連中の見ている夢の源泉はやはりSFの世界なんだよなあという感慨がある。(地球上のあらゆる問題はいずれ科学の発展と進出によって解決されるので解決の為に停滞すべきではない！)

そういえばみなさんが好きなこの迫真偶像破壊シーンは皇室の手先とバトルを繰り広げた末に宇佐神宮が燃え落ちる場面です。

生命、どう考えても発生した瞬間からキモすぎる。

チクチクされている陰険ハゲ。

生命なんて発生した瞬間からだいぶ卑劣でキショいやり方で殖えてきたんだからアルファオスの射精にタダ乗りして受精を狙うオスみたいなキショい生殖が生命の間で蔓延るのはもしかして必然なのではないだろうか。

そういえば幕末攘夷志士たちが足利氏を弔っている寺院から三代将軍の像を盗み出し人形を晒し首にする事件があったんですがそこにはこんな意味の立札が立てられていたそうで。 「北朝の偽天皇を奉ることで権力を得た悪党どもに天誅を加えた。今の世で北朝の偽天皇を奉る権力者の首も今にこうなるぞ」

老いた石上さんが出てきたのは星野之宣の伝奇作品ファンには嬉しいがスターシステムみたいなもんかと思っていたので、宗像教授の世界が妖女伝説やヤマタイカの世界と同一ラインだったことが判明して笑ってしまった。

『栞と紙魚子』は初めて読んだのだけど、ラブクラフトぽい家族が近所に引っ越してきて騒動を引き起こすというベタ過ぎるネタを諸星がやってみた結果唯一無二の存在感が生まれていてすごいなと思った。コメディなのに凡百のクトゥルーオマージュ作品よりずっとそれらしい雰囲気がある。

諸星大二郎は女子高生の日常漫画を描いてもやはり天才だなあ。全裸中年男性も出てくるし。

きみたちは民俗学をなんだと思っているんだ。

職業ものエッセー漫画でたまに出てくる職業倫理ゼロなネタが妙に好きで最近ひたすら探して読んでる。

『女子刑務所に入っていました』がKindleアンリミテッドに入っていたので読んでいます。いきなり著名な死刑囚が出てきて笑ってしまった。