相互さん耳タコで本当にごめんなんだけど
ここから既に耕介らしいというか負けフラグで
オレと一緒に、とは言わないんですよね
ひとりにならないで、誰もいないならオレが一緒に行くからっていう
自分が相応しくないのはもう知ってるんですよ でも一人にしたくなかった それだけなんです
なんとなく伝わってると嬉しい
耕介は人生の特別な時間は大切な人と過ごすべき、みたいな思いが強くて
今日が甘利にとって人生の分岐になる特別な日なのもわかってるし、そこに立ち会うのが本来自分じゃないのもわかってます
例えばそう、君の肩を抱きしめられて、君の欲しい言葉を言えるような誰かと
甘利結〜〜〜〜〜ってかんじで好きこれ
人に好意を向けられることに慣れすぎている
もし言ってても「ありがと!嬉しいな」くらいだったんだろうな 甘利は耕介にとってその一言がどれだけ重いか知らないから
大きくは変わらなかったんだろうけど、言えてたら耕介の中で結末がもう少し違ったと思います
甘利はその日出会ったお客さんと仲良くなって喜んでもらうことが仕事でした
人のいいところを見つけるのが得意でみんなのことが好き 好きって言葉が本当に軽い
正直者の耕介は今までの彼女にも好きと言ったことがありません 耕介が言おうとしたのは、人生で初めて恋した君に贈りたい言葉だった
順番に
「甘利いいやつだよな」
「嫌いって言ってごめんな」
「大丈夫だよ 自信持って」
「オレ 君のことが」
耕介の無表情は、誰もオレのこと好きにならないでっていう耕介なりの無言の抵抗なので、耕介の見た目に一ミリも興味ない甘利の前ではそうしなくてもいいんですよね
甘利の前では昔みたいに普通に笑ったりします
言葉にするとそれだけだけど、楽しいときに笑っていいのは耕介にとって8年ぶりなんですよ
相互さん耳タコでごめんなさいだけど
耕介は視線
基本的に人のために生きてきたので、自分の欲望に慣れてなくて、自分に下心がある自覚があると急に目が合わせられなくなります🤤
でも100%君のためだって思ってるときはまっすぐ視線合わせてきてクソイケメン効果で強制力すらある そんな感じです🤤
あとこれは本当に余談なんですけど、右向きは重め前髪かかって暗い印象、左向きは表情見えて明るい印象になるようにしてて
構図として左向きは未来、右向きは過去の印象が出るので
過去の自分には振り返りたくないくらい後悔してるけど、甘利と出会って変わって二人で歩く未来は明るいっていう字数😂
この顔はいつもと変わらず笑ってるけど全然大丈夫じゃないですよね
甘利が悩んでたくさん泣いてどうしようもなくなって家出してきた旅の中で、楽しそうに聞こえるところだけをかいつまんで話してそれ以上は聞かれないようにしようとしてる
バレないようにすぐ振り返るんですよ 笑顔作れてる自信がない
この笑顔どっちにしようか本当に迷ったんですよね〜〜〜マブと相談して左にしたんだけど
右の顔は今まで甘利が見せてきた、見慣れた営業用の笑顔なんですよね 読者さんにとっては右のほうが違和感ないと思って
でも本当の甘利は左なんですよ
ツアーガイドとしてじゃなく本音の笑顔で耕介と話してる