だから 狭い地域のみんなに愛されて、今まで信頼を崩さずにお父さんの仕事を支えてきた甘利がどれだけ努力してきたか、耕介にはすごくよくわかるんですよ
自分はこれは絶対に正しくないと思いながらボロボロで歩いてきたけど、甘利はキレイに笑ってるからさ
この日も耕介ねぎ買い物袋持ってるけど
学校終わったらいつもまっすぐ帰って追加買い出ししたりお母さんの手伝いしたりしてたんですよね
だから耕介は知らなかったんですよ あの子が耕介に恋したことも クラスの女子全員にお似合いだと思われててめちゃめちゃ応援されてたことも