それでも妥協案を探ろうとすると、それを遮るように一陣の風が吹き東耶は湖に落ちる。
そこには
過去の回覧者エルネッティと伝震者モールス
二人の廻り者が待っていた。
そう、アレクへの無礼の阻止と東耶への説教をするために
黒と白、二体は動き、アンリをひっかけて墓場へ向かう。東耶は反応するもアレクに阻まれとどまってしまう。
気を取り直し東耶はアレクに対し協力を持ちかけようとするが即座に断られる。
ノイマンは突如現れた3体の才能を解析しようと試みるが掴みきれはしない。
偉人の杜にとって脅威になりえる存在であることは明白なのにゲールは何処か楽しげだった。
雑然となった葬送式会場でアレクは東耶に一瞥する。
物事の収拾がつかぬままさらに「2つ」が出現しより混迷を極めていく。
そしてアレクは「偉人大戦の再開」を宣誓し拳を振り下ろすのだった。
アレクの力に敬意を示し、またこれ以上の戦いに無意味を感じた王達は道をあけた。
焦るテスラをしり目にゲールは舞い降りついにアレクと対する。
声が響く。
それはこの葬送式を主催した廻り者、ジョン。
有名な問題児だったという彼は一同に向けての
「偉人の杜への参加」を提案した。
葬送式にて東耶達は、啓蒙会のユーゴーの歓迎を受ける。(ついでにアンリの跳び蹴りも炸裂)
多くの廻り者でざわつく会場のはずれ、
メスメルは旧友と静かな再会を果たす。