もう一つの手段がイマジナリーライン無視とされる「回り込み」。単純に入れ替えると最初の失敗例みたいになってしまいますが、左右だけではなく「手前(読者側)と奥」の位置関係が守られていれば、それほど混乱しません。
イマジナリーラインをまたがないように左右入れ替え、フキダシのしっぽだけで発言者を表します。割と使われる手法ですが、フキダシが誰から出てるのかちゃんと描いておかないと、かえって判りづらくなったり
二人の人物の会話。帽子>メガネ>メガネ>帽子 と順に発言するのを、順番どおりに置いてしまうとこうなります。読めなくは無いですが、発言者がつかみづらい。これを動かしてみます。
#水雷どうでしょう
日向「これ知る人ぞ知るです」
最上「おお知る人ぞ…」
霧島「知らない人は知らないww」
日向「あー絶対知りません」
北上「知らなくてもいいなぁ」
#水雷どうでしょう
霧島「あの…そろそろまたまた忘れている方を」
最上「しまった一隻いた あの暗い鎮守府でたった一隻闘い続ける…」
霧島「あの子どうだろう もう昼戦だか夜戦だか判らないんじゃないの」
#水雷どうでしょう 最上「絶対忘れませんから今言って下さい!答えを川内言ってください!キス島なんか行きたくないんだ!」
#水雷どうでしょう 川内「海軍兵学校受験生の皆さんは受験勉強に励んでいることと思います!」