(本当は吉野朔実作品で最高傑作は「エキセントリクス」だと思っているのですが話が少々難解なので省きました。ひとつの体にふたつの心を持った少女と、ふたつの体にひとつの心を持った青年が惹かれ合ってしまったことから始まる、自我と自己を探る不幸と幸福の物語です)
ぼくだけが知っている(全3巻)は、特別な人間で変わり者である「ぼく」ことらいち君が、様々な性格や感性、家庭環境にあるクラスメイト達と関わることで、その特性のまま伸び伸びと学校生活を送ってゆく、言ってしまえばなんてことない、けれど確かにわたし達が送ったあの日々の眼差しを描いてます。
岸辺露伴は動かない(2巻刊行)は、偏屈な漫画家である岸辺露伴が自ら首を突っ込むことで怪奇な事件に遭遇する一話完結型のホラー短編集です。一話完結型で読み易いうえ、漫画家としてかなり大御所な方なのでナレーションも緊迫感のある画面作りも巧く、ぐいぐいと読ませる力があります。
あの人、自分でもどう説明していいか分からないことをそれでも一生懸命キャラの口から説明させようとしちゃったから……(下図は説明がうまくいったパターン) https://t.co/ssutHGBLhX
【虎脹虎】(本誌ネタ注意、つづきがツリーにあります)頬っぺたから横隔膜まで誰かを呪ってやるって気持ち膨らまし by.ミ●チル