由緒正しき?マーガレットのホラーでも屈指のスカム表現で読者の度肝を抜いた、あつたゆりこ先生の「悪霊夢〈ナイトメア〉」ホラー映画的なギミックを意図的に持ち込んでいる所がビシバシ伝わってくる、少女ホラーとしてもモダンホラーとしても楽しめる一作である。
「はてな!?アリスちゃん」久々に読み返したけど、相変わらず主人公の前歯が気になる一冊だった。
ただ、後半は前歯描写が一切なくなるので作者か編集が「おかしい」事に気づいたのかもしれない。
あべりつこ『ノンノンプラス3』収録「チビのへんしん」(若木書房/昭和51年/初出:1973年「なかよし」4月号掲載)
#土鬼模様
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ジャケから溢れる"アメリカン・チェリーパイ"感を覆す、北日本の厳しい冬を彷彿させるヒロインの方言セリフが、読者に「困惑」の二文字を与える。
内容はオーソドックスな田舎少女のサクセス・ラブコメになるのだが、ニューヨークへ向かう姿が"奉公先へと上京する姿"にしか見えない点はモンドである。