「紙製地球救出装置」は、巨大な隕石が落ちてくる事になった地球をとんちで救おうとする話です。先程久しぶりに読み返してみたのですが案外ややこしい話だなと感じました。自分で言うのもなんですが、もっとシンプルで分かりやすいトリックだと思っていました。
舞台化するにあたって一番気になっていたのはラストシーンです。漫画版では付き合い始めたばかりのカップルがチューをして終わるのですが、舞台でこれをそのまま再現するとなると劇団の方同士でキスをするという事になります。そんなの許しておいていいのでしょうか。ズルイ、私はそう言いたい。
結婚するまでそんな事してはいけないはずです。いや、それをするのが演劇だ、そういう見方もあるでしょう。主人公は私が演じる、そういう原作者特権を振りかざす手もあるのかもしれません。結局今回の舞台でそのシーンはどうなったのか、そこは秘密にしておきましょう。
自分で書いたセリフを役者さんが感情を込めて喋っているというのは初体験でしたが、なんだかとても恥ずかしかったです。そしてまたとても嬉しかったです。登場人物の名前も漫画版そのまま使ってくれていたのも嬉しかったです。劇団三日月座さん素晴らしい舞台を本当にありがとうございました!
Fライフ3号には藤子・F・不二雄先生のトリビュート漫画がたくさん載っていてとてもオススメなのですが、実は私はFライフ1号にもF先生のトリビュート漫画を載せてもらっています。今も書店さんなどで売っていますのでぜひとも読んでみてください。 https://t.co/WqvWVJU5kK
人類滅亡の危機が迫っているのに人々はいつも通りの暮らしを演じ続ける、これを「地球劇団」と名付ける、そんな内容の「紙製地球救出装置」は「よいこのSF劇場」に入っています。人類の危機を救う話がたくさん入っています。やる事が尽きた方は読んでみてください。
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