拙者、こういう「おっ!まだ電気がついている。あいつら頑張ってるんだな…」って演出、大好き侍~
(※画像出典:『らーめん才遊記』第2巻)
『包丁人味平(1973年~)』を読むと、時代背景が反映されていて面白い。たとえば当時はまだカレーが1皿200円だったことが分かる。極めつけは沖仲仕が登場すること。70年代の海運コンテナの普及により現在では消えた職業だが、連載当時はまだ残っていたようだ。
(※画像出典:『包丁人味平』第1巻)
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たとえば『鬼滅の刃』第1話のこの見開きには、分かりやすい「ページをめくらせるための〝遅延のテクニック〟」が使われている。このページは炭治郎の顔のアップで終わっており、読者は「炭治郎は何を目撃したんだ?」と興味をそそられる。家の前で倒れている人々は誰だ?もしかして――?
で、ページをめくると、こう。倒れていた人々が炭治郎の家族だと明かされる。(先述の『ジュラシック・パーク』に比べれば速いけれど)ページを1枚めくる分、きっちり回答を遅延させているわけだ。
(画像出典)
https://t.co/CMWd7xfBL7
『鬼滅の刃』の第1話。炭治郎は主人公なので、上手側に配置されて下手側に体を向けています。先に喋るのは下手側の母親。母親のセリフはロングショットで描き、炭治郎の返答は次のコマで、炭治郎の顔のアップで描いています。
『怪獣8号』の第1話から。カフカは主人公なので(ざっくりと言えば)上手側、レノくんは主人公の前に立ちふさがって現実を突きつける役なので下手側に配置されています。先に口を開くのはレノくんですが、正面からのショットにすることで「立ちふさがっている感」が強くなる演出です。