「うくひと」(1/2)
ある日その子は他の人より
うくようになりました。
うけない人がそれをみつめました。
2021年、漫画を描き始めて2年目くらい、38歳のときモーニング月例賞の奨励賞をいただけた作品です。
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ずっと島のゴミが気になっていたのだ。最初から、今年の祭りでは、ゴミ拾いが、最も重要な儀式だと思っていた。
常にというわけではないけれど、「集団」については割と頻繁に良し悪しを考える。
そして大概、自分はそこに入れず(入るのが嫌で)微かにさむしい。
入るのが嫌なのは、悪しの方が大きいと思っているからだろう。