スーパードクターKの主人公"K"は闇に生きる医師とかなんとかいいつつ、ああ見えてちゃんと大卒で医師免許も持ってるし友人も普通にいる。スポーツ選手やら製薬会社に同級生がいたりするし同窓会にも顔を出す。
スーパードクターKの連載していた90年代からすると、K2の舞台である21世紀って医療技術が飛躍的に進歩を遂げているんですよね。
「医学を進歩させれば救える命がある」
それは遥か昔からのKの一族の願いでもある。高杉晋作の命を奪った結核を治療できる世は今ここに。
Kを目の前にして存在感のない野郎とか言い出す豪胆な同期生達は、きっと磨毛の存在感が大きすぎて感覚が麻痺しているのでしょう
スーパードクターKのアライグマ狂犬病エピソードって、それこそラスカルとかの影響で人気になって飼いづらいから捨てられたアライグマ達の末路の話だから、時を越えてK2×ラスカルコラボで奇跡の共演を成し遂げるのは、ある種の救済とすら思えるのです。
牛や鮫との勝負にも打ち勝ってきたK先生でさえも苦戦するウーリーモンキー。未知の病原菌に感染しており一噛みされればもう助からない。スーパードクターK強さランキングが存在するなら間違いなく最上位に位置するだろう。
いやホント、唐突にアムロ語りを始めたボッシュ大尉に、サイバーコミックスの初出から30年経ってアムロの古くからの元部下という強烈な後付け設定が加わるとは思わなかった。これらのセリフも全てがあまりに重い。アムロのいない世界で30年生きてきたボッシュ大尉が読者とシンクロしてしまう。