ある実直なつくりの朽ちたピアノが修復されるに至って、持ち主の、依頼人の、調律師の、不法就労の修復職人の、呪をかけた呪い師の子孫の、さまざまな運命がワールドカップはドイツ-カメルーン戦の夜に収斂し、時空を超える旋律が鳴り響く……という話、わたしの知り合いに好きな人は必ずいると思う。

元父親だった人間に対する悪口、わりと出てくるし出してしかるべき立場にあるんですが、言っても詮無いのでやめます。

作中でツッコミが入ってるとはいえ、今の感覚でよむとキツいものはあるな……

いや、すごくないか？

この流れ、めちゃくちゃ好きなんだよな……

友人「表紙なら描くから作家になれ」 おれ「お前の同人ジャンル日常とかだろ、東川篤哉先生みたいになれとでも言うんか」 友人「東川篤哉先生になれ」 おれ「

『あめとうみ』、いい漫画が始まったというウキウキするような予感がある。