創作と才能の話だと、漫画家の吉野朔実先生が書評漫画で『バートルビーと仲間たち』という文章が書けなくなった作家たちに焦点を当てた小説を紹介した際の寂寥感のことを思い出します
沙村広明先生、むげにんを資料なしで描き始めて見かねた編集担当の人に江戸時代に関する資料を用意され、それを読んでるうちに序盤のノリが恥ずかしくなってキャラ造形が地味になってね……からのこれだからやっぱり天才なんだなって思う(「もっとメチャクチャにしないと!」ではない)
『まくむすび』、下手なりに漫画を描き続けてはいたものの、物語を友達に否定されてしまうトラウマから創作から離れようとしていた女子高生が、ふとしたことから演劇部に自分の描いた漫画を舞台化され、否応なく高校演劇の世界に心を揺り動かされる灼熱の創作物語なので、TL上に好きな人は絶対にいます
警察官によるセクシャルハラスメントや性犯罪のニュース見かけるたびにハコヅメのこの回を思い出す身体になってしまっている。
鹿の子最新話が面白かった人は『Q.E.D.証明終了 iff』の「トロッコ問題」も単話購入して読んでみるといいですよ……はちょっとコンボの繋げ方が無茶かもしれない
沙村広明先生の話といえば、最近リアルで編集者やってる方に『波よ聞いてくれ』のこのコマの話をしたらウケてくれたというのがあります(失礼すぎる)