橘があんまり桃華さんばかり睨むから的場さんにこんなこと言われてる。

U149、年長組が意識してる先輩アイドルとして結城晴→一ノ瀬志希、橘ありす→渋谷凛、櫻井桃華→輿水幸子+道明寺歌鈴という組み合わせが今までに提示されている（橘は同年代の櫻井さんをより強く意識してるけど）。きっと的場梨沙編でも先輩が出るんだろうけど、想像がつかない。フレデリカとか？

U149第46話の回想って第0話のやつですよね。「お仕事たくさんやりたいなぁ」と言う視線の先にはお姫様になった自分の姿が映っていたんだな…（ここで泣く）

山岸涼子『レベレーション（啓示）』第4巻、講談社、2018年、50ページ。

そして「同じ景色」を見たいという櫻井桃華の台詞も、改めてエモいものとして浮かび上がってくるわけですね。

U149が「見る」という行為を強調するとき、大抵その視線の先には自分のなりたい「目標」が存在している。それを踏まえると、「小春のことちゃーんと見ててほしいです〜」という台詞は、まさしく今「それ」に「 なる」という重大な宣言であることがわかるわけですね……

この時橘が何を予習していたのかはわからないけど、多分誰か大人のモデルの写真とか、Coアイドルの写真とかを見て、その「イメージ」でやろうとしたのだろう。さらに推測の度合いを高めると、橘は「櫻井さんのように格好よく」とでも思っていたかもしれない。

橘ありす編は「橘さんらしい」キメキメの写真で挑んだら、子供らしい『自然な笑顔』を求められて失敗するものの、Pの後押しでさらに「橘さんらしい」写真で勝利を狙う筋書きになっている。この最初の「らしい」姿を橘は綿密な「予習」で作り上げて、「イメージ」通りに「完璧に」こなそうとしている。

ここが泣けた。

ナウシカの初陣 へのわしの贈り ものだ ！

この2コマ目右上のでっぱりはなんだろう。（宮崎駿『風の谷のナウシカ5』徳間書店、19ページ）