「わたしは真悟」で、しずかという小さい女の子の隣に変な誰かが引っ越してくるという設定なんですが、結局、隣の部屋を覗きに行ったしずかに「ぐにゃぐにゃした、なんだかわかんないものがいた」と台詞を言わせています。本当はあそこでしっかり、人間と機械を取り持つ中間のものを描きたかった。
世の中では「寿命がのびた」と言うけれど、じつはそうじゃないんじゃないかな、という直感で「Rojin」(1985年)という漫画を描いて、その流れで「14歳」を描いたんです。
#楳図かずお
高田馬場にいたときは、デパートみたいなところがなくって少しつまらなかったんですけど、吉祥寺は、近鉄もパルコも伊勢丹も西武もあるから楽しいですよね。
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「わたしは真悟」の時は日本という島国に合わせて、イギリスとかキプロス島とか島を取り上げてはつないでいったんですけどね。地球全体は一つの塊だから、その上に地上の部分部分が乗っかっていても地面の下ではつながっているから、何か一点で起きたことが全体に広がっていくような気がするんですよ。
ショートカットで眼帯の子は、女の子の眼帯っておもしろいなっていうだけで。女の子が、学生服着て眼帯して歩いてたら、なんかいいじゃないですか(笑)
ここだけの話なんですけど...チュー子のモデルはオバQです。けっこうそのキャラクターは人気あったんですよ。
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