ザジ・ザ・ビーストは少年モードも女性モードも好きなんだけど、女性モードの口調がなんかツボなんだよなあ……「うはあ 鋭いね」「本当に怖いさんだね キミは」
ヴァッシュのグラサンがマキシマム6~7巻の間だけ目元が窺えないデザインになってるの、すごく重いんだよね……表情を隠しているのだ。
えーっと、時期的にはロストジュライ事件の前か。移民船団ではわずかな時間しか接触できなかったコンラッドも一目で認識できるあたり、本来はこの姿なのだ。その後の変遷がすごい。
プロレススーパースター列伝、単に大ボラを吹いてるだけならまだしも作中で堂々と矛盾する設定を出しちゃうからすごいよね。最高のマンガさ…… 一枚目のチョーシこいてる坊やと二枚目の右の人はどちらもスタン・ハンセンなのだ。
人と愛を結ぶことを躊躇っていたミクニ。自らの想いを打ち明けることのできなかったしの。愛情と友情と不信のはざまで揺らぎ続けてきたジウ。三人の絆が、信頼が今ひとつに。この三人のみならず、みむらも姫夜も姐切も――ファウストすらも、誰ひとり欠けても得られなかった心の形なのだ。
姐切の仮想空間は「ラブデスター実験がなければ、ミクニとしのは結ばれないままそれぞれの道を歩むことになる」という可能性を示唆してもいるのだ。時に人を狂わせ、時に人を愛へと導き、時に勝手に発狂する奴もいたけどさておき、様々に被験者たちの人生を変えたこの実験を経て、二人の行き着く先は。
ある者は、他者を卑しく醜いものとして己の立ち位置を上げた。ある者は、遠い過去という幻想の舞台を選んだ。ある者は、優れた他者をそのままに己を強く美しく飾り立てた。ある者はもはやありえない大団円の祝宴を望み、ある者たちは敵意と害意をもって暗黒の世界を築き上げた。姐切は――ただ、人生を。