しかし、その「商鞅」の厳格な政治姿勢が自らの首を絞めることとなり、自分の作った法律によって裁かれるという悲劇的な結末になっていました。さらにビッグゴールド版では有名な「車裂きの刑」まで描写されており、もう言葉もありませんでしたわ。(^^;
#史記列伝
「商鞅」は厳格な政治体制の確立に命をかけた政治家で、その定めた法令の中の文言を見ると、「げえっ」と叫んでしまうようなものがたくさんありました。す、凄いですね……。
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「管仲」で思い出す言葉は「管鮑の交わり」ですが、この話の中で強く印象に残ったのは、和平調停の場に乱入して「奪われた領土を元に戻せ」と脅す敵の武将と、それに対する「管仲」の対処方法を描いたシーンでした。興味がありましたら単行本で読んでみてください。(^^)
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チェアマン版の第3話は、春秋時代に斉の宰相にまでなった「管仲」の生涯を描いた話でした。
悲劇の「韓信」の後に、こういう充実した人生を送り切った人物の話を持って来るところが憎いですね。
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「韓信」は大英傑でありながら、その後半生は悲しい生涯でしたので、その辺が横山先生の琴線に触れた理由だと思っています。そして、そうしたことから、「項羽と劉邦」や「虎はゆく」なども含めて、何度も彼を漫画化したんじゃないかと。
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したがって、チェアマン版とビッグゴールド版の「韓信」とでは、ほとんど別物と言ってもいい内容であるため、単行本化されていないチェアマン版については、国会図書館などで読んでみるのも一興じゃないかと思っています。(^^)/
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今回は雑誌チェアマン連載版「史記列伝」と、雑誌ビッグゴールド連載版「史記」との違いの検証が終わったので、レポートしてみたいと思います。
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