やはり敵の様々な科学兵器に対抗する鉄人みたいな力が主人公側に無かったことが、イマイチ話が盛り上がらない原因だったような。
アカエイ型の戦闘服とか、驚異の水中砲とか、なかなか面白い兵器が出て来ただけに、未消化になってしまったのが残念です。
#現マの横山コレクション
物語的には、敵組織が世界征服に乗り出す前に呆気なく崩壊してしまうし、村雨竜作もいつの間にか消え去り、敵首領の正体もイマイチ分からないままに終わるなど、不完全燃焼感の高いものだったように感じています。
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続いて「竜車の剣」は、剣聖と言われた幕末の剣士・男谷精一郎の成長を描いた物語で、雑誌「少年」昭和31年2月号の別冊付録です。
この辺も内記さんのコレクションじゃないかと思っています。
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そして既視感を覚えたのはこのシーン。赤壁の戦いの前にも同じようなことをやっていたような。(笑)
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ちなみに「くれない頭巾」の作中で「くすっ」となったのはこの敵忍者のセリフ。影丸でよく出てきますよね。(^^)
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近年になって発行された「風小僧」の講談社版は、付録ページをそのまま復元していますが、30年前に出版されたABCの同人復刻版は、なんと付録のコマをバラして4段に組み直しています。ファンならではの情熱みたいなものを感じて、これはこれで気に入っています。(^^)
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この「希望」(東光堂)の中に収録されていた横山作品は、「船頭姉妹」、「裏町の白鳥」などでした。
いずれも未復刻の作品ですね。
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さらに、以前も紹介しましたが、この横山版「丹下左膳」には海賊本が存在しており、その本も現マの蔵書リストの中にありました。さすがは内記さんですね。
なお、海賊本の中身を検証してみた結果、横山版を模写したものであることが判明しています。
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