ダーク青春漫画でよくバズっている小骨トモ先生のエッチな漫画の魅力を知ってしまってから爆買いしているのだけど『初恋美談』、性癖に刺さりすぎ。「きれいなもの」は存在しているだけで暴力的で、「汚さ」「醜さ」を昇華できない幼ない心は、歪んだ方法でしか触れられない。過激でピュアな青春短編。

「20歳(ハタチ)なんですけど！」のコマが超絶有名なクジラックス先生の『らぶいずぶらいんど』は実は涙を流して読んだ数少ないエロ漫画のひとつ。盲目のおじさんに手を差し伸べた少女の突拍子もない嘘からはじまるお話。優しい嘘のつくりだす夢のような世界と、現実の惨さに泣いてしまう。

お気に入り数6000超えの人気王道路線でありながら、実用性だけでなく「堕ちる」愉悦をじっくりねっとり描き出すえいとまん先生『本能』、プロ棋士や読書家高学歴女子という「頭脳派」を目覚めさせていく作品集…「負けちゃうのって勝つことより何倍もきもちいい」はまさに頭脳派こそハマりやすい罠

「この漫画に出会える可能性が高い、それだけでロ〇コンは勝ち組」の帯が有名な東山翔先生『Gift』、天才少女の「性」「愛」への考察と、それが少女を癒す様がエロく詩的に描かれる。「私の精神が性愛を含む関係を経て平穏を取り戻し共生の価値を学んだ」という言葉は、エロを尊ぶ全ての人が知るべき。

ラノベ級の萌え画力×病み系ハードエロ×内容の濃さがあたりまえに叙情派変態の心を鷲掴む緑のルーペ先生『イマコシステム』、飼い猫の死に落ち込む好きな人を猫になって励まそうとするも性的に弄ばれ…という萌えフェチ話から始まるも、しっかりハードエロと歪な感情入り交じる濃ゆい展開になり大満足…

不健全図書という名の名誉賞常連のエロ漫画界の巨匠・山本直樹先生の「森山塔」名義の傑作『よい子の性教育』、美しくて妄想が膨らむ題名、センスとユーモア溢れる言葉選び、少女期の男と性への嫌悪と憧憬…男も女も兄も妹も動物も関係なく「倫理」の排された完璧なファンタジーの世界に感動すら覚える

イチャラブは飽きるから苦手だったのだけど、絵の美しさ×お気に入り18000超えでもはや教養と思って買った『 # 今までで一番良かったセックス』、ギャグエロ漫画の良さが詰まってた。女子会でのエチ談義と真逆のエチしてる話や、「高位魔法 壁向透視(FANZA)!!」等、声出して笑うとこ多数ながら、どエロ

人生ベスト1エロ漫画『Oh!MyDOG』の毛野楊太郎先生『約束』、鬱すぎて泣いてしまった(絶賛)。幼い頃結婚の約束をした好きな女の子が、い〇めを受けるのを見て見ぬふりする主人公。自〇未遂で幼児退行した彼女を外の世界から隔離して今度こそ守ろうとする…幸せを夢見る2人の暗い現実が胸を締めつける…

この世にあまた溢れるエロ漫画、セックス場面が内容の大半を占め、約200頁飽きずに読み切れる作品は超貴重。わいら先生『ココロノスキマ』はそれ。「カッコつけて嫉妬を隠そうとする男」と「それをからかう一枚上手の女」、そして「嫉妬によって高まる興奮」が堪能できる話が多くて好きすぎだった…

誰もが持つ「不条理への憧れ」こそが鬼畜漫画の真髄だと思ってるが、いトう先生『狂姦地獄』は、トラウマでカルト組織に入信しちゃう少女、アニメと現実の世界との区別がつかない男、弟を喜ばせようと女の子をプレゼント(物理)する前科者男等、変な電波受信しちゃってる人による最凶不条理シチュが最高

山本直樹先生と並んで二大早稲田卒インテリ変態先生だと思ってる甘詰留太先生の代表作『ナナとカオル』、全年齢向けだからこそのエロさが、よりSMの良さを光らせる神漫画。一般漫画らしからぬムチムチ感とねっとり感、見せずに魅せるエロスにズブズブになる読者多数。ラブコメなのに、エロいよ・・・

乳首ピアスがあいているガッツリめの変態なのですが、私を乳首ピアスの世界に引きずり込んだのは何を隠そう、インテリ変態エロ漫画先生こと(私調べ)甘詰留太先生のSM全年齢ヒット作『ナナとカオル』のちょっとハード版スピンオフ『ナナとカオルBlackLabel』…変態沼に落としてくれて…ありがとう……