つまりロジャー達は選択をした。選択をしたということはできるできないの話ではなく、するかしないかということ。おそらくロジャーは夢の果てを諦めた。諦めざるを得なかった。ロジャー達が導き出した答えには海王類とシャーリーの予言、ひいてはジョイボーイの悲願が間違いなく関係してるはずです。
本来夢の果てはGLを制覇し莫大な宝を手にした後にするはずだったこと。GL制覇後夢の果てを1番楽しみにしていた人物、それがシャンクス。ロジャーの選択を知らないシャンクスは質問をした。「ついに夢の果てをするんでしょ?」と。しかし返ってきた答えは違った。だからこそシャンクスは涙を流した。
しかしそれはロジャーを想っての涙。あれだけ頑張ったのに叶わなかった無念。きっとロジャーは毅然と振る舞ったんでしょう。そんなロジャーにシャンクスは泣いて欲しかった。
時が流れてロジャーと同じ夢の果てを口にするルフィにロジャーを重ねた。
だから次世代に懸けた。ロジャーがそうしたように。
ポーネグリフ(※以下PG)について
簡単に言うと800年前の人が砕けぬ硬石に古代文字を記した碑石のことです。それは3種類あり
①ラフテルの位置を示す赤い石ロードPGが4つ
②情報を持つ石リオPGが9つ
③石のありかを示す石17つ
計30個あるというのが今現在わかっている情報です。
①の価値が高まってますが、個人的に重要だと思うのは②です。タマゴ男爵は②の9つの石をラフテルに導いた時、石は真実を語ると言っていましたが、しかしこれは裏を返せば9つ揃えるだけでは真実はわからない、つまり②の中に歴史を語る石はないということです。
実際に内容のわかってる②の石は…
古代兵器と謝罪文だけです。ロジャー達も全てを知ったのはラフテルに着いた時であり、そこまでに手にした②の石だけでは真実はわからなかったことになります。つまり②がなくともラフテルに着けば真実を知ることはでき、②にはもっと別の意味があるということです。
では②は何の為に存在するのか。
・リオPGの存在意義
注目すべきはジョイボーイの謝罪文とポセイドンです。2つの石は魚人島との約束に繋がっていますが他も同じなのではないでしょうか。9つ全てが一つの目的のためにあるならば作られた経緯もハッキリします
つまりリオPGは魚人島との約束のために存在するのではないかということです
ロビンはリオPGを繋げて読んで初めて空白の100年を埋める文章になると考えていましたが、あくまであの時点でロビンが考えることができる範囲内であり、それが当たってるかどうかはわかりません。仮に当たっていずともラフテルに導くことは重要なわけです。
魚人島の夢
オトヒメは魚人島民が太陽の下で暮らすことを夢見ていましたが、それは800年前に潰えた魚人島の夢そのものです。太陽の下で暮らすことの真意はただ地上に住めばいいということではなく、より多くの人間と密接に関わり互いが互いをもっとよく知るということです。
またロジャー達の反応からもジョイボーイの人となりを推測できます。
ロジャーがラフテルについたときジョイボーイを「お前」といい「同じ時代に生まれたかった」とまで言っていますが、この言い方は文字や言葉だけでジョイボーイを知っただけにしてはあまりに親近感を持った感じが個人的にします。