物語を特殊なものにしているのが、マギーの幼い頃からつきまとう女性の霊。物言わぬ彼女の存在がアクセントになっていて、不思議で詩的な光景を作ったり、時に物語を動かす事もある。作者の意図は掴みにくいが、ストーリーが始まった時から姿を見せない母親の代わりになっているのかもしれない
中身はレイニル・ユーです。この人も前担当してたクリス・サムニーとはまた違う魅力がある。正直ゼロ年代のシークレットインベージョンとかは無骨であまり好きじゃなかったが、よりブラッシュアップされてシャープな印象になったな
ドクターファウスタス初登場回、キャップが「未だにナチスやバッキーの幻覚を見る」と精神科の診察を受けるが、実はその医師こそが…という話なので、MCUに精神科医やカウンセラーのキャラ、場面が出る度に「もしやコイツは!?」と身構えてしまう(シビルウォーとか)
こういう空手家のラッシュを、レスラーが青痣付けながら耐え抜き前進して掴みに行く……みたいな攻防を再現するシステムで、やられモーションで必ずしも技が潰されない、独特のプレイ感覚が魅力的だった
キティもファイヤスターも元々エマがヴィランだった時の因縁の相手だが、今や強い絆で結ばれた(そして恐ろしい)仲間たちになっている。こういう関係の変化を感じるのは良いものだなあ
現行誌のドクタースペクトラムはかなり保守的、狂信的な堅物っぽい人物として描かれているが、オリジナルのドクタースペクトラムは好色かつ下品なエロ男で、能力を使ってパワープリンセスの衣装の肩紐を切り、公衆の面前で乳房を晒させる場面もあった