大体一ヵ月で一話のペースのせいもあり、作品の体感30%くらい「生理痛がキツい」話が描いてある気がする。マジで痛いらしい
The New Girl、作者カサンドラ・カリンの本業はイラストレーターとの事だが、まぁ本当に細かい。椅子の背もたれに上着を重ねがけしてモコモコになってたり、爪に剥がれたマニキュアが残ってたり、
「一年間実在の子供を記録して描いた?」と思うほど全てが細かい。異常なほどリアリティがある……
家族戦隊はちょっとファイブマンっぽい設定。
合体を練習するシーケンスや戦隊司令コンピュータ、合体武器、六人目の追加戦士ブラックなど、戦隊のツボを押さえている
ヒーロー達を全滅させたと断言するドゥームに、イカれたヴィランのユリシーズ・クロウが「そうすか?でもまだ生きてるっていうシナリオもありますよねェ」と、針穴を通すような「可能性」の物語を語る。ドゥームはその話に恐怖し、「そんな筈はない」と自分に言い聞かせるのだが……
「毎晩バッキーとナチスの夢を見るんです」とカウンセリングも受ける。戦う事しか知らず、戦争と喪失のトラウマに悩まされ、虚像を尊敬されながら、本当の居場所の無い男の物語だ
一方、街を運営する評議会のリーダー、ウジャミは義務教育の機会を得られなかった子供達の為に学校を作り、それぞれに役割を与えてコミュニティの持続を目指す。
ウジャミとマリアの対立が深まる中で、クレムはマリアに疑問を抱くようになる。
二人は擬似的な母親として描かれ、相反する社会を象徴。
恋人を失い生きる望みを無くしたクレムは、世界から背を向け、ゾンビを殺し続ける。
街の防衛隊のリーダー、マリアは彼女のような女の子を集め、共感と肯定により結束し、カルトのような組織を結成していた。
「ミッドサマー」を思わせる危険な通過儀礼の描写もあり、思春期の落とし穴の比喩を感じる。
リード絡みで一番好きな場面はこれ
ブルース・バナーとベンが首を伸ばして装置をチェック中のリードを放置したまま、隣に座って昼飯を食べ始める所が異常なシュールさ
「教えてあげた方がいいかな?」
「邪魔されたら怒るからやめとけ。冷めたら電子レンジもあるから放っとこうぜ」
国民性というやつかアメコミには犬コミックの名作が多いが、
犬の視点から描いた話は不平等な扱いを受けても、人間に忠実で純粋な犬達にいつも悲しくなってしまうが、ストレイ・ドッグスもやっぱ泣いてしまった。犬達がいつまでも幸せにありますように