ガルトネル事件の対処に従事した黒田は、条約解消に伴う国のリスクを痛感したはずです。アイヌとの条約は、国のため(己のためにも)公になる前に反故にすべきだと考え…アイヌの服を着ていた土に尻拭い役を期待したのでは?
だから土を「捕まえた」とも「処刑した」とも発表しなかったたifばい
隔離せず、内外(永倉や看守、囚人)との接触を問題視しない上に情報漏洩ごと放置して、
口も塞がず足ももがず身体を損なわず、
自らは距離をとり陰から見つめるだけ
監禁のっぺら坊ズに対する扱いと比べれば差は歴然…犬童のヒジへの縛りはゆるっゆる緩すぎます!命乞い目的とは到底思えません
同様に、犬童はヒジが武士でない🙅と証明したいが為に、樺.戸監獄で永倉&看守たちを放置し、ヒジ方を雑居房に入れたのかもしれません
筋書きはこうです。わざと脱走の条件をそろえて泳がせる→脱走は必ず新政府に敗れた士族たち(囚人や看守)を裏切って行われる→ヒジ方が裏切りを犯したのなら正々堂々 ただの悪人 として処刑することができる。『我々は正しい』
これまでのifまとめ
・ヒジの幽閉は、アイヌの権利書を奪いたい新政府によるものだった(だってヒジアイヌの服着てたから)
・犬童はヒジの監視役で、募る罪悪感から目を逸らすため「鬼典獄」となった
・犬童の死にざまは介錯…つまり武士!
さらに大団円ラストについてifを重ねます
私は寅次のことを連想します。寅は梅と結婚するために、佐一の帰郷をなかったことにしました。諦めさせたくて、梅へ“佐一の死”を仄めかしたりもしたでしょう。チヨに惚れる『彼』にも同じ心運びが生じてもおかしくありません
A.戦死デマにはチヨの両親だけでなく、彼も一枚噛んでいたのでは…