ソードラビットは指示を出す
「ムーンベアよ貴様は後方につけ!」
ムーンベアは自身の装備で接近戦が苦手の模様
対するウズライザーは得物を構えた!
「こっちは手持ち武器で切り込むのさ!」
しかし甘くみてはならない!
ムーンベアは空間から新たな武器”クマウチランチャー”を取り出した!
【4】
「私はムーンベアの方が気になるからね、よろしく!」
バスターフェレットはこの戦いをディスクイル一人に委ねる
彼女は立ち去り一人立ち向かうディスクイル
ゾンビヨコ相手に一人で?
ホワイトコケーラ干支の鶏の親衛隊か。
(続く)
次回 Chapter 260「ランドジャベリン、その威力」
【これまでのあらすじ】
未来の地球、都市の支配権をめぐり各軍の小規模な戦闘が続いていた。そこに伝説の干支の動物をめぐり魔王軍が動き出す。からくも敵のテラーキャットに勝利したウズライザー、残る敵は?
【シーサーペントの尾】
元は魔王軍の母星に生息する海洋生物シーサーペントであり兵器として活用すべく生体改造。しかしコスト高から正式配備は見送られ試作型一騎のみが「シーサーペントの尾」としてスペースセイレーンに与えられる。
【ウズラ翼光断】
斬撃ではなく刃先からサイキックパワーを放出、魔物の体表を突き抜け「悪意を持った魂」に直接ダメージを与える。技の特質上実体を持たない幽霊や精霊に対しても効果的である。
「邪魔をするな!裏切り者め!」
テラーキャットは魔剣猫ソードを振りまわし喚く
駄駄を捏ねる悪童の様相
「なにやってんだかモモンガルは!」
ムササビスはそう言いつつも表情は柔らかい
味方を信頼しているのだ
期待に応えるべくモモンガルは立ち上がる
ダメージはほとんどない。
【重力制御ブーツ】
人型及び動物兵器の特殊兵装。跳躍力が強化され最大パワーで宇宙にまで到達可能。一説によると旧時代17世紀の民話「長靴をはいた猫」がブーツのデザインモチーフとのこと(猫族の間では「長靴をはいた猫」がベストセラーらしい)
【干支の動物】
過去の大戦で使用された60体のハイクラスの動物兵器、そのうち地球政府軍は十二支の動物と影の干支の合計24体を所有している、残りの36体の詳細は不明。
【3】
詰問するディスクイル
「確か魔王と戦った勇者であるはず、あんたゾンビヨコ」
「人間の仲間?いないね!だから私が勇者を名乗った!」
かつての戦いで魔王軍に挑んだゾンビヨコ
気まぐれなのだ
今はこの場の私闘に夢中なのか
ディスクイルがさらに咎める
「魔王軍を倒さず私が相手か?」
【3】
ただ邪魔ものを排除したい
二人のゾンビヨコ
「なんであんたら私たちと戦う?」
「私はライト、サテライトはレフトさ!」
ライトがマスター、レフトがサテライトか
「地球政府軍の親衛隊ね、干支の鶏につかえる」
この私がわけの分からぬことに巻き込まれている!
憤りを感じるモモンガル。