#H2 vol.25-5
「最後のあの球を橘は打てるのかな?」は、国見から橘英雄に匹敵する存在だと認められた広田への祝福である。
#H2 vol.25-5
「楽しいか?…...国見。こんなボール遊びがーーーー」
国見の全力を感じ取った広田の喜びが、ひねくれた感じに滲んでいる。自業自得とはいえ孤独だった広田が、野球人生の最後で対等になれる存在と巡り合えた。
おめでとう、広田勝利。
#H2 vol.24-5
「美人が楽覚えると一番始末が悪いからな」
この教師好き。人生斜に構えた感がありつつ幼馴染(曰く、タバコを吸う女は嫌いな普通の男)と結婚している。
#H2 vol.24-4
古賀の用具室閉じ込め事件。閉じ込めてくれたお礼と助けてくれたお礼、言い回しもシルエットで見せる手法も好き。古賀のヒロインパワーだなぁ。
#H2 vol.23-10
ファーストで4番だ。それとも監督の暴力事件で栄京を出場辞退にさせるか、好きなほうを選べ。
監督は、広田を殴ることを通して、単なるきれいごとじゃなく、身を捨てて広田を受け止める姿勢を見せている。広田の変わる勇気、唯一残った野球への愛を信じている。
#H2 vol.23-10
剛速球も、プロへの道も、後ろ盾も、取り巻きも、全てを失った広田に残ったのが野球への愛だったことを監督は見抜いている。
#H2 vol.23-10
新監督は、広田が新しい栄京野球部に入っていけるよう、こうして促してはいるんだろうな。その手を取る勇気、変わる勇気が広田にはまだない。
#H2 vol.23-9
栄京は新監督、新チーム。かつてのような隙のない強さはないが、雰囲気のいいチームになっている。新監督曰く「広田が自分からほんの少し動けば居場所はある」とのこと。この人も立派な教育者なんだよなあ。