前作では描き文字を使っても『音に反応をする』って時くらいでした。
これはこれで好きですけど、アルマでは描き文字大量に描いてます。準備期間に今回作画をどういうふうにするかを設定するんですけど、そのときに『描き文字を使おう』って担当氏とすり合わせて決めた感じです。
赤ん坊が恐怖と遭遇すると目をつぶるのは、『視界から外すこと』と『物理的に対象を遠ざけること』の区別が曖昧だからだと昔聞いたことがありますが、私も似たようなもので、見たくないものを先延ばしすることがある。
私の漫画内で説教する人は、私の痛いところばかりついてくる。嫌すぎる。
アルマのパイプは内側がただの空洞ではなく、近くで見たらパイプ自体が機械であることがわかるようにデザインしてもらいました。
この画像みたいな、近くで見たパイプの絵は完全にスタッフさんのデザイン力の賜物です。ありがたかった。
今日も宣伝部隊がやってきた。
タイトルでもある『アルマ』の外観は、なかなか描くのがハードでした。
最初の1枚だけ私が描いて、そこからは一人のスタッフさんに一ヶ月ほどパイプだけを描き続けてもらいました・・・。
アルマはあと1段階変化します。
あとは、ガミンの二人(モンゴル人のクローン)は、私がよく描くオジサン達に今回もまた出てもらった。
太ったオジサンは加齢で頬肉が少し下がる感じ、痩せたオジサンは目元がギョロっとしてきて顔の印象が強くなる感じ。
年齢をシワの数ではなく、肉の感じで表現するのが昔から楽しくて好きです。