戦時中の狂っていた話と言えば有名なぞうとおじさん。この「しかたなかったんだよ」は当時を生きていた人としての率直な感想でもあり、言いわけでもあると思うんですよね。それに対して当事者でないドラとのび太は素直に憤れる。
TPぼんの十字軍の話、悪人は伝聞でしか出てこずに、作中で描かれる人物は自分の置かれた立場で正しいと思うことをやっているだけなんだよな。このコマとか戦時中の日本も意識していたのかなって気はするが。
どっちも正しいと思っている〜っていうのだと、TPぼんのこれもですね。藤子F先生があの大戦をクソだと思っていたのは間違いないけれど、やむを得ない戦いは全否定していないんだよな。戦争は人を狂わせるっていうのはエスパー魔美でも言っている。
超兵器ガ壱號って主人公は良心的な軍人として描かれているけれど、純粋培養の陸士卒でなく一般大卒の幹候出身設定なのは、意図的なものなのかな。それとも単に言語学をやっていたという設定のためだけで他意はないんだろうか。
「未知とのそうぐう機」は相手の立場を考えず呼びつけて笑っていたら地球が滅びかけたお話であって、抗議は無視すればいいなんてクソな主張ではないしそんな主張に使うのは藤子F先生の想いにも反する。 https://t.co/irMjvSDzJK