マリーとネコさんのクリスマス、なんとか間に合った。
これから年末にかけてはコミケの本作りに集中するので、これが今年最後の書き下ろしになります。
年末が近づいてきたからここはひとつコミケの昔話を⋯
と思ったら、真っ先に浮かんだネタがこれだった。
怪文書に近い迫力があって、強烈だったんだよね。
矢代さんの話はまた後日、改めてやりたいと思っています。
お宝紹介。
友達のツテで入手。
『どこに青い鳥』東浦美津夫
原作・春名誠一 少女クラブS33年7月号
リアルタイムではこの後位から見てました。もう話は殆ど覚えていないけれど。
主人公の舞子姿が可愛かったのと、まさみくんの美少年ぶりはよく覚えています。
マンガやアニメがまだ文化として認められていなかった頃の話です。
先人たちの努力と支えてくれたファンのおかげで、今や日本を代表するカルチャーに!
少しでもかかわれて本当にラッキー、良い時代に生まれたと思っています。
そういえばあの頃、映画を観ているとよく隣の席の男が手を出してきた。
防御用の大きめの紙袋は必須だったな。
『男は外に出ると7人の敵がいる』なんて言われていたが、こっちは絶対に七人以上の痴漢や変態と戦っていた気がする⋯
これはその一幕。
お宝紹介。
手塚さんの少女クラブの付録2冊。
『みどりの真珠』S33年
『リボンの騎士』S28年
これも友人のツテで手に入れた物。
奇蹟的に綺麗な本なので中を撮るのは苦労しました。
『みどりの真珠』はリアルでは未見でしたが『エンゼルの丘』のプロトタイプのような話で雰囲気がとても懐かしい。
『鐘鳴る宵に』は、それまで敬遠気味だった劇画に手を出すきっかけにもなった作品です。
貸本紹介で併載の作品の詳細を省いた理由は、これを読めば納得してもらえるのでは …
手持ちの貸本紹介。
『こだま』No.71(記載はないがおそらく1965年の2月号)若木書房
表紙 岸田はるみ
収録作品は
『こんなおはなし』矢代まさこ
『久美の日記帖より』南条美和
『雨の中のカナリヤ』杉本啓子
目立った破れや汚れもなく貸本にしてはかなりきれいな方です。
貸本屋の思い出、第二弾です。
『時々名古屋へ』とは別の、行きつけのごく近所のお店です。
流石に4コマには入りきらなくて3Pになってしまいました。
久々の長編(?)で疲れました。
10年近く通い詰めたので、貸本屋や古本屋に関するエピソードはいろいろあります。
その一部を紹介がてらマンガにして見ました。
ただ記憶が曖昧で多少想像で補っています。
近くの貸本屋は妹も利用していたので聞いて見たら、具体的な事はかけらも覚えていないとの事でした。
お宝紹介。
『走れチェス』はS36年リボンの付録、『ママのバイオリン』はS33年少女クラブの付録。
2冊とも同じ時期に同じ店で買ったけど状態は正反対。
『チェス』は新品同様(今もきれい)
『バイオリン』は角は欠け裏に名前まで書いてある。
でも同じ10円でした。今も同じように懐かしい…