本日はMooさんのお手伝いで、ふるいちトキワ荘通り店【蔵】「あまいぞ！　マンガ塾」へ。Mooさんが出題する４コマ問題５つから好きなものを選んで穴埋めしよう、という内容。入れ替え制で２回開催されましたがどちらの回も大盛況！　寡黙に、あるいはワイワイと、どの子も真剣に取り組んでいました！

編集協力で参加した『新装版まんが道』5、6巻が発売中！　旧版に比べて誤植や画像処理のミスなどがあちこち直っています(写真は2巻部分の比較)！　新聞社をやめ、いよいよ上京する二人。新漫画党の結成、竹葉さんとの別れと再会など、読み始めたら止まらない！

リスト作りのために昔のMoo.さんの仕事を調査。アバレンジャーのムックでカットをお願いしたなあと確認したらカラーで26点も描いてもらっていた(矢印)。ところが奥付を見たらイラストに自分の名前も。数日首をひねっていたんですが、たぶんこの丸印の対比用シルエットが自分の仕事。すっかり忘れてた。

今回特に心に響いたカケアミはこれ！　線の太さや幅に乱れがあるのが、不穏な心情がにじみ出たかのようでとてもイイ！　均等に引かれた影の部分のカケアミとは全然違う味わいがあります。

あと「旅人還る」はエアブラシを使った効果が目立っていたり、原画で見ると改めていろいろと感じさせられました。 エアブラシ自体は「いけにえ」（83年4月）などでも使われているんだけど、なんで「旅人還る」（84年3月）ではこんなにエアブラシ祭りなんだろう。

あっ、このページの首相、ヒゲと勘違いされて一度塗られたベタをホワイトで消してる！ 原画で見ると想像もしなかった情報がいろいろ伝わってきますね〜！

「定年退食」の奈良山首相。食糧事情の悪化した近未来が描かれ、昨今の情勢を見るに身につまされます（首相の名前も「楢山節考」からでしょうし）。同行したデザイナーさんは首相のブ厚い唇を「白ヒゲとその下の口」と捉えていたそうで、それを聞いて笑っていたのですが…

「鉄人をひろったよ」。キーワードを並べてくだくだしい説明を省く手法もよく使いますよね。含みを持たせるのが上手いなあ。モサドという言葉はこの作品で知りました。

「絶滅の島」は惨劇を目の当たりにして目を覆う主人公の口元から垂れるよだれ描写が良いですねぇ。F先生、伸縮自在、ボサボサ頭、表情ない化け物描写好きだよね。僕も大好き。

「コロコロ」85年5月号。この年の春休みは藤子スタジオでバイト中で、その時の思い出が詰まった号です。お昼食べに出たら階段の踊り場で3パットメンが撮影してるし（藤本先生も！）、「ザ・ウルフ」1回目は僕が佐藤光重さんにコブラツイストかけて、それを作画資料にたかやさんが描いてくれました！

音引きのルビが、ちゃんと小学館の学年誌のお約束を守っている「ロボケット」（講談社だと「ぐーん」「ぶるーん」）

3コマ（一段）の良さよ