辻村深月『家族シアター』 #読了 家族を描いた短編集。 傷つけ合うことはあっても、それでも一緒に過ごしながらわかり合っていく。 一番好きなのは「孫と誕生会」。 祖父と小学三年生の孫の話。 人間関係に疲れたなと思う時に、ほっと、一息つかせてくれるような、心がじんわり温かくなります。

大崎梢『キミは知らない』 #読了 ひょんな事から大事件。 展開が展開を呼ぶ。 誰が味方で敵なのか分からない状況の中で物語が進み、まさにジェットコースター！でした。 とにかく先生がとてもかっこよくて、思わずきゅんとしてしまいました(*^^*)

今年からつけ始めた読書記録。 思ってた以上に文章を書くことが好きなんだと気づき、勢い余って日記帳を購入。 文字欲？ 活字欲？ が止まりません(*^^*)

冲方丁『はなとゆめ』 #読了 なぜ清少納言は枕草子を書いたのか。 それを語るには中宮定子様との絆が不可欠。 男性社会であったであろう宮中で、藤原道長が恐れた定子様。 その儚くも強い姿が輝いているように感じました。 きっと、それこそが、清少納言の狙いだったのでしょう。

畠中恵『つくもがみ貸します』 #読了 江戸で古道具屋兼損料屋を営む姉弟、お紅と清次と、そこに棲まう付喪神達とのお話。 私の大好きな妖怪のお話です。妖怪といっても怖ろしい存在ではなく、江戸の町でひっそりと、だけど人間と共存している存在です。その感じがまたいい。読んでほっこりします。

宮部みゆき『火車』 #読了 休職中の刑事、本間が、遠縁の親戚から頼まれて、失踪した婚約者の彰子を探すことになる。 どんどん引き込まれていきました。だからこそ、読んだ後の虚無感。誰も救われないのかも知れない、と思うとなんともやり切れなくなりました。

恩田陸『夏の名残りの薔薇』 #読了 秋の終わりに、沢渡三姉妹によってクラシックなホテルで開催されるパーティ。そこで起きる変死事件。 というのがあらすじだけど、読み終わってみれば印象が全く違ってくる。 もう一度読まなければわからない…、恩田ワールド全開の一冊。

東野圭吾 『マスカレード・ホテル』 #読了 ミステリーとして大満足な一冊でした。 あまり感想を書きすぎるとネタバレになってしまうので、この一言だけにしておきます。

本当に、久々に本が読めました。 ゆっくり読書ができる時間があるっていいですね。 伊坂幸太郎 『陽気なギャングが地球を回す』 話の進むテンポもよくて一気読み。主人公4人のキャラも立ってるし、伏線も全て回収されてて読了後はすっきり。

怒涛の一日が終わりを告げ、一時休戦。【誰ソ彼ホテル】 [Android]https://t.co/ynvaTUHUEO [iOS]https://t.co/rGtg436VrI

夢枕貘『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』読了。 「時は待たぬぞ。」 順宗皇帝が空海に言った一言が印象的。人生には限りがあるからこそ、無駄にはできない。人の生の儚さも、心の移り変わりも、無情さも。この小説の印象をそのままにした言葉でした。 時は金なり。自分も時間を大切にします。

夢枕獏『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』 読了。 楊貴妃の秘密を取り巻く事件が主な筋書きですが、合間に空海が仏教や密教の教えを伝えてくれます。興味深かったのが般若心経。この世に存在するもの全ては空と意味されます。この時代、宗教とはただの思想ではなく学問だったのですね。