宮部みゆき『火車』
#読了
休職中の刑事、本間が、遠縁の親戚から頼まれて、失踪した婚約者の彰子を探すことになる。
どんどん引き込まれていきました。だからこそ、読んだ後の虚無感。誰も救われないのかも知れない、と思うとなんともやり切れなくなりました。
冲方丁『はなとゆめ』
#読了
なぜ清少納言は枕草子を書いたのか。
それを語るには中宮定子様との絆が不可欠。
男性社会であったであろう宮中で、藤原道長が恐れた定子様。
その儚くも強い姿が輝いているように感じました。
きっと、それこそが、清少納言の狙いだったのでしょう。
本当に、久々に本が読めました。
ゆっくり読書ができる時間があるっていいですね。
伊坂幸太郎
『陽気なギャングが地球を回す』
話の進むテンポもよくて一気読み。主人公4人のキャラも立ってるし、伏線も全て回収されてて読了後はすっきり。
東野圭吾
『マスカレード・ホテル』
#読了
ミステリーとして大満足な一冊でした。
あまり感想を書きすぎるとネタバレになってしまうので、この一言だけにしておきます。
畠中恵『つくもがみ貸します』
#読了
江戸で古道具屋兼損料屋を営む姉弟、お紅と清次と、そこに棲まう付喪神達とのお話。
私の大好きな妖怪のお話です。妖怪といっても怖ろしい存在ではなく、江戸の町でひっそりと、だけど人間と共存している存在です。その感じがまたいい。読んでほっこりします。
恩田陸『夏の名残りの薔薇』
#読了
秋の終わりに、沢渡三姉妹によってクラシックなホテルで開催されるパーティ。そこで起きる変死事件。
というのがあらすじだけど、読み終わってみれば印象が全く違ってくる。
もう一度読まなければわからない…、恩田ワールド全開の一冊。