今年買った本や漫画、積みっぱなしだったあれこれを整理してたら、こんな魅力的なインディーコミック出てきて、めくりはじめて手が止まる。寺田燿児「Dark Continent」。あの寺田燿児さんの漫画。大阪のFOLKで今年3月の初めに買った。今年前半、最後の遠出だった。
渋谷駅東口にあった文教堂書店のこと思い返してたら、記憶違い判明。漫画売場が1階だったのは店舗縮小後。2階にあった頃の漫画売場こそが渋谷最強。エスカレーターのぼってすぐの場所に、泉昌之「新さん」の文庫版数十冊がピラミッドのように積まれていた。誤発注かもしれないけど、すごい眺めだった。
たぶん、お店には今日並ぶと思うのですが、濃厚なボーナスディスク付の2枚組でリイシューされたヨ・ラ・テンゴ「I Can Hear The Heart Beating As One」ライナーノーツ書きました。ヨ・ラ・テンゴのライナー書いたのはPヴァイン版「Fakebook」以来だから約20年ぶり? この仕事続けてきてよかった。
なお、こちらヨ・ラ・テンゴリイシュー4タイトル、正式な発売日は明日12/11です。よろしくお願いします!
鶴谷香央理短編集「レミドラシソ」で、ついに珠玉そのものの音楽漫画「吹奏楽部の白井くん」をまとめて読むことができた! こないだ澤部くんがツイートしてたのはこのあとがき漫画のひとこま。鶴谷さんと澤部くんの対談、その場にいたし、やりとりは記事になった(進行と構成やったので)。
20代のはじめに3年ほど喫茶店でバイトしたことがある身としても、単純に文章のファンとしても、僕のマリ「常識のない喫茶店」今月15日発売が楽しみ。https://t.co/fjxKrPIqRq
重たいけど、いつ読みたくなるかわからないしぜったいそうなるから持ち歩く。
僕のマリさんの本「常識のない喫茶店」読んでいると、喫茶店でバイトしてた頃、初めて来てカウンターに座った女性客に「すいません、グチ聞いてもらっていいですか」と言われ、「いやー、グチは困ります……」と答えたことを思い出す。この話の続きは、またどこかで。
ただ、この5CDブックも、盤の収納デザインが予想の斜め上(いや、下かも)だった。海外はもうCDボックスのデザインへの関心も退化しつつあるのだろうか。
初期に描かれた「毒入りコーラ殺人事件」の、この人生の底へのまなざしは知っておきたい。エドワード・ヤン、藤本タツキとかを普通に地続きで連想できる創作。つづく
「国魂グゥフォン 日本軍、清国軍かく戦えり」(1〜3巻)は、全3巻ではなくこれでまだじょはんという大作感に最初はたじろぐけど、こちらも画と筋にぐいぐい引き込まれる。日清戦争を中国の作家が、というバイアスは、じつはほとんどない。清国軍も日本軍も善悪で描き分けられていなくて、/つづく